挨拶

ごあいさつ

工学は、人間社会と科学を結びつけるためにいろいろなものを作り出してきた。ooshima古代から、滑車や水時計など人々にとって便利な道具や物を作る知恵として、あるいはアレキサンドリアの灯台や万里の長城など人々の生活環境を守るための技術として工学は存在した。その知恵や技術が学問として発展していくなかで、機械、電気、化学、材料、情報・通信や航空宇宙などさまざまな工学分野が誕生し発展してきた。 その結実の一つが、私たち工学研究科の17の専攻といえよう。新しい基本原理の発見と人々の必要性を駆動力として発展してきた工学は、これからどのような方向に進むのだろうか。その方向性を決めていく能力と責任があるのが私たちの工学研究科であり17の専攻である。しかし、各専攻で独自に専門分野を掘り下げていくだけが、未来に工学をより発展させていく道とはいえない。心理学と工学の融合による人間工学や感性学の誕生にみられるように、工学の専門分野間にとどまらず、異なる分野との融合・協働(Chemistry)から、新しい工学が生まれる可能性もある。その可能性を探求するための場として、この桂インテックセンターが設置されている。                              専攻の枠を超えて(Inter Department)、学際的に(Inter disciplinary)、さらに国際的に(Inter national)研究と教育を行う拠点として、このインテックセンターが存在し続け、そこから新しい工学が生まれることを期待してやまない。

工学研究科長 大嶋 正裕 

インテックセンター(Int‘tech Center)とは

sawaragi2018.jpg大学院工学研究科には、専攻・教育研究センターで行われる基盤的研究と並行して、学際的プロジェクト研究を実施するための共同研究施設として総面積3,700 ㎡ の附属桂インテックセンターがあります。第I 期(2003~2007 年度)、第II 期(2008~2012 年度)に積み上げられた研究成果を基に、2013 年度からは第III 期(2013~2017 年度)をむかえており、2014年度には7つの高等研究院、10件の研究プロジェクト、2015年度には7つの高等研究院、8件の研究プロジェクト、2016年度には7つの高等研究院、8件の研究プロジェクト、2017年度には7つの高等研究院、7件の研究プロジェクト、そして今年度(2018年4月時点)は7つの高等研究院、8件の研究プロジェクトが持続可能な社会構築に必要な環境、エネルギー、医療工学等の領域における研究を展開しています。それらの研究からは、明日の地球社会を支える技術の萌芽が期待されています。

インテックセンター長 椹木 哲夫